ベトナム戦争と平和―カラー版
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定価 : ¥ 1,050
販売元 : 岩波書店
発売日 : 2005-07 |
著者の政治的姿勢についてはさまざまな見方があろう。
また、ベトナム戦争、ベトナム・カンボジア(中国)紛争については、従軍カメラマンとしてその目線は割り引いて考えなくてはならないかもしれない。
それにしても、ここに収録されている写真の数々は眼を背けたくなるものである。仕事柄このような写真を比較的見慣れているわたくしですら、そう思った。
しかし、しっかり行われたことを見据えなければならない。そうでなければ、これらの写真を敢えて撮影した著者と、敢えて撮らせてくれたベトナムの方々の行いは無駄になってしまう。
第三部、復興成ったベトナムの写真はほっとさせられるが、まだ戦争の爪痕はしっかり残っているようだ。個人的には、あのベト君・ドク君の写真が載っていたことには予想していなかっただけに驚いた。
このような悲惨な戦争を闘ったにも拘らず、ドイモイやアメリカとの関係復活を成し遂げたのは見上げたものだ。ベトナム人は大変現実的で、かつ楽天的な民族なのかもしれない。見習うべきだろう。
ベトナム戦争の悲惨さ、平和の大切さなどを知るには、写真も多くとても良書だと思います。しかし、「ベトナム戦争がどのように起こり、どのような経過で戦争終結へと向かっていったのか?ホーチミンとはどのような人物だったのか?」といった、ベトナム戦争の歴史について知りたかった私にとっては物足りず、わかりにくい本でした。というのは、話題になる年代が順不同であること、著者の出会った人や出来事に対する説明が大部分を占めることによると考えられます。本書はベトナム戦争中の著者の日記ともいえるような気がします。
多くのカラー写真をとおして、ベトナムの「戦争と平和」を伝えています。即ち、ベトナム戦争の終戦30年の今、戦いの現実、復興、人々の暮らし、及び傷跡をリアルに伝えています。
本の構成・内容は、第1部 ベトナム戦争、第2部 南北統一後、第3部 平和をい生きる となっています。
時間の経過を忘れながら文章と写真に引き込まれてしまいました。
特に、「切り取られた肝臓」の写真が印象的です。更に、「戦争を次代に伝える作家」の部分は読み応えがあります。
写真と文章ととおして、著者の考え方がわかります。
一読を進めます。