ベトナム怪人紀行
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人気ランキング : 13,755位
定価 : ¥ 680
販売元 : 角川書店
発売日 : 2002-12 |
もう抱腹絶倒です。
知らないことは知らないとはっきり言い切り、しっかり学ぶその潔さ。
多彩な表現の面白さ。それにしても大国間の勢力争いを、族の抗争に喩えて理解する下りは秀逸です。おかげで馬鹿な私も良く理解できました。兵隊ヤクザの鴨志田氏との会話の絶妙さ。
西原さんの絵が、又見事にあまたの情景を表現してくれています。
本を読んで笑い声をあげるなんてそうある経験では無いですよね。
おいらが旅行プランを丸ごと練り直させられた本だね
快適で安全な旅行には全く役立たずな情報が満載!!
この本のせいで危険な目にも一杯遭ったし、すっげー嫌な体験も死ぬほどしたけど
それ以上に楽しくて、幸せな気分も味わえたね。
もし読まずに行ってたらホント後悔したと思う。
この本おいらはファンタジーだと思ってる。
リアルで切実だけどどこか夢物語のような本
腹抱えて声を押し殺しながら「クックックッ」と笑いながら読むべし
ビバ!鴨ちゃん!
怪人紀行シリーズは、これまでにタイ編・本書・インド編と出ているが、その中では一番面白かった。私の場合たまた本書を最後に読んだということもあろうが、適度な真面目さと恒例のバカバカしさの按配が絶妙で、一気読みしてしまった。
またこれからベトナムに行くという人には格好の“裏ガイドブック”になると思う。この本で、ベトナム人気質の何たるかを予備知識として仕入れていけば、不意の出来事が出来してもなんとか対処できるかもしれない。まあ、下手すると問題を余計ややこしくする羽目になる可能性もあるが…。
とにかくベトナムに興味のある人、さしたる興味はないが、ベトナムならびにベトナム人に関わらざるを得ない人は必読である。
今度ベトナムに行くことにした。私はいつもツアーのフリーコースを選ぶ。ホテルまでは案内してもらうが、あとは異国の旅を自由に楽しみたいからである。けれども事前情報は充分に仕入れるようにしている。特にベトナムのように初めてで生活習慣も大きく違い、言葉もぜんぜん分からないようなところではなおさらである。というわけでこの本である。「観光コース」から離れたベトナムを語り、なおかつ私の行くホーチミンのことを紙面を割いて語っている体験記はこれぐらいしかなかったからである。
もと暴走族、チンピラだったゲッツ板谷が飛び込んだベトナムのディープな体験記。「珍獣手乗り鹿」「エビ穴」「(本当は素人詐欺の)自称日本人サイさん」「おかま少年」そういう怪しいネタを追いながらも、まじめ、したたか、一生懸命なベトナム人たちに出会うのだ。枯れ葉剤の影響で身体に影響を持った児童たちが通う学校に取材して「心がプルプル震える」板谷。「人間というのはいつ、どこで生まれるかによって人生における大方の勝負が決まってしまうことが多い。いくらキレイ事を言ってホローしてもソレは事実なのだ。…どこかにリセットボタンはないのか?」でかい図体、凶暴な顔のわりにはなんて純情な板谷。もう一方で何度もベトナム人のしたたかさに「負け」を喫してしまう板谷なのであった。そしてそういうベトナム人のしたたかさの大本には数十年前までは現実であったベトナム戦争があることを板谷は発見するのであった。
ベトナム乱暴紀行の敵討ちのような1冊。...敵を討てたかどうかは読んでのお楽しみ。
ベトナムの歴史も文化も日常も、的確かつわかりやすく詰め込んである。中でもベトナム戦争を暴走族に置き換えての解説は、わかる人には最高に理解しやすい。合わせて鴨志田氏による写真は、撮られた対象のベストショットと言っても過言はないだろう。